wakuwakuMOOMINのブログ

6年の不妊治療を経て、妊娠、出産、その後、雑記を綴っています。

あかちゃんは○○の匂い

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こんにちは、wakuwakuMOOMINです。

ご覧いただきありがとうございます。

 

6年間の不妊治療を経て、妊娠、出産、その後を綴っています。

 

最近娘が、手を開いたり閉じたりしているのをじーっと見るようになった。

 

「えっ?天才なんじゃない!!?」

 

最近の私はひどい。

我が子の成長をとにかく天才なんじゃない?と思っている。

 

検索すると、ハンドリーガードといって

2ヶ月ごろの赤ちゃんからみられるしぐさのことらしい。

 なーんだ。でもぐーぱーするところが天才!

 

そのサイトの最後にいつもよく見るあの言葉を見つけた。

 

「赤ちゃんの成長には個人差があります。

 ゆったりとした気持ちで気長に成長を見守りましょう。」

 

この数か月で頻繁にかけられた言葉でもある。

この言葉に触れるたびに、

小さい頃は個人差でゆったり見守られる成長が、

なんで小学生になったとたん、

一定期間にここまでちゃんとできるようになりましたか?

になるんだろうと思う。

 

教育の仕事をしているのにも関わらず、

私は小学校のこのシステムがなんとも好きじゃない。

 

私が1年生をもっていた時、一人の男の子がいた。

その子は、国語や算数の時間、

「おれバカだから。」

と言って泣いていた。

泣きながら必死で手を使って計算をしたり、ひらがなを書いたりしていた。

 

たし算だって、音読だって、跳び箱だって、

苦手な子はたくさんいる。

でも1ヶ月から2ヶ月のスパンを経て、必ずできるようになる。

ちょっと時間がかかるだけだ。

だけれど、算数でいえば、

たし算の次はすぐにひき算が控えている。

その次にはすぐに繰り上がりが控えている。

らせん状の学習であるため、一つの単元が分からなくなると、

もっと分からなくなる。

結果、休み時間に遊びに行こうとする彼をむんずと掴み、

一緒に問題を解いて過ごしていた

それはそれは嫌だったろう

 

ゆっくりな成長過程を

「ぶちんっ」

ときって、できてませんねと判断することに

何の意味があるんだろう。

そんなことをハングリーガードを調べて考えた。

 

前置きが長くなったけれど、

今日のテーマは赤ちゃんのにおい。よく

「赤ちゃんはミルクの匂い」

といわれるけれど、

うちの娘は違うときがあります。

 

赤ちゃんはあいつの匂い

 

1ヶ月前のことだ。

娘を抱っこしてあやしていると、ぷあんと匂う。

あの、吐いたあとの○○のにおいだ。(汚くてすみません)

 

「くさっ!なんかくさい!」

 

ちょうど夫も同じことを思っていたようだ。

「ねえ最近ちーちゃん(仮名)くさくない?」

「具合悪いのかな?」

 

私たち二人は、ミルクのあげすぎで娘が吐いているのではないか

と仮説をたてた。

 

でも特にそんな気配はなく、

彼女はいつも機嫌よく過ごし、すやすやと眠っていた

 

匂いの正体

 

日々、あの匂いは強くなっていった。

「くさい、くさすぎる!」

私は、吐息を確認するべく口に顔を近づけた。

 

「違う、わかった!口じゃない!首だ!!」

私は思わず独り言を叫んだ。

 

赤ちゃんの首はブルドッグみたいにしわしわになっている。

その隙間がめちゃくちゃくさい。

よく見てみると、すごいよごれがたまっていた。

 

首ってこんなしわしわだったんだ。

と思った。

そして、ここ、

きれいにしとかないと本当にくさい。

学校では誰も教えてくれなかった。

 

それから毎日丁寧に洗うようにしている。

赤ちゃんの首には注意が必要だ。

 

赤ちゃんは、炊き立てのご飯の匂い

 

その日の夜、授乳をしようと夜中の1時に起きた。

起きたとたん、

「なんか・・・ごはんの炊けた匂いがする・・・」

と思った。

どうもその匂いは、

すやすや眠る娘から発せられていた。

 

炊けたごはんの匂いっていい匂いだけど、

ふわっと香るからいいのであって

ずっとにおっておくものではない。

 

私はだんだん気分が悪くなり、

その日その匂いに悩まされてほとんど眠ることができなかった。

 

匂いの正体2

 

いつもの検索によって謎は解かれた。

 

彼女から発せられた匂いの正体は、

私が昨日食べたもの、

「にんにく」だった。

 

最近、茨木産のにんにくを700円でしこたま買った。

一房ずつ小分けして冷凍庫におくと半年もつらしい。

小分けするのに30分かかった。

 

そんな時、実家から高価なお肉が送られてきた。

もうそんなのにんにくの出番でしょう!

といって、普段より多く料理に使ったのだ。

 

そしてその匂いは、母乳となった。

それを娘は素直に飲み、

「くさー」

といわれる結末を迎えたのである。

 

結果、自分のせいで、ほとんど眠れなかった。

 

にんにくを食べた後の母乳は匂いがかわるらしく、

嫌がって飲まない子もいるらしい。

 

なんていい子なんだ。天才だ。

 

追記

 

先に書いた1年生の男の子のその後の話をしたい。

 

「おれバカだから」

と泣いていた彼をどん底から救うため、

私はお母さんと相談してこんな言葉をかけることにした。

 

「ばかじゃない。人より時間がかかるだけ。

 じっくり一生懸命頑張れる力をもった賢い子!」

 

おうちでも同じことをいう作戦だ。

自己肯定感爆上げ作戦だ。

 でもお世辞じゃない、お母さんと話して合致した彼の長所だ。

 

その後、

彼は、めきめきと力をつけていく。

自己肯定感は人を変える。

 

彼はある日、

たし算ひき算の繰り上がりテストで満点をとった。

クラスから「おおー!」という歓声があがり、拍手がおこった。

 

その時の彼のとびっきりの笑顔は、私の宝物のひとつだ。