wakuwakuMOOMINのブログ

6年の不妊治療を経て、妊娠、出産、その後、雑記を綴っています。

赤ちゃんは寒くない

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こんにちは、wakuwakuMOOMINです

ご覧いただきありがとうございます

 

6年間の不妊治療を経て、妊娠、出産を綴っています。

 

昨日母が産後来てくれた時のことを書いたのだけれど、

もう一つよく言われていたことがあります。

 

それは、

「しゃむいしゃむ~い」

です。

 

 

 

 

親の影響力

 

 

親の影響力という言葉を書いてふと思い出したことがある。

私が先生をしていて、出逢った子のことだ。

その子は、というよりその人は、

すべての大人を敵だと思っているような人で、

私は彼をもった一年間ほとんど会話をしたことがない。

 

何か尋ねても、

 

「・・・ふん。」

と鼻で笑うか、無視。

 

・・・腹立つ~!私の笑顔を返してほしい。

 

休み時間黙々と本を読んでるから、何を読んでいるのかと思ってみると、

「子どもをだめにする大人の言葉100」

みたいなタイトルだった。

 

・・・腹立つ~!

 

彼の扱いを教えてもらいに家庭訪問をした時にお母さんは、

「名前で呼ばないで。」

とか言ってくるんですよ先生!

苗字でよべってか!

とお手上げエピソードを私に語ってくれた。

 

家庭訪問に行ったのに、

お母さんと二人でお手上げエピソードを語り合って

大盛り上がりして帰ってきてしまった。

 

大人には頼らず一人で生きていこうと塾にもいかず黙々と勉強し、

めちゃくちゃ頭がよかった。

 

なんで彼を思い出したかというと、

私は反発はするけれど、結局親の言った言葉を素直に受け取る子だった。

彼は自分の論がすでにしっかりあったから反発するタイプだった。

親はさぞ育てにくかったろうと思う。

 

「しゃむいしゃむーい」

 

 

 

私がちょっとでもおくるみを忘れると

しょっちゅう母に言われた

 

そのたび

「大丈夫だって!」

というけれど、内心はそうなのかなー

と思って、おくるみをぐるぐるまいていた。

 

そして、あせもはできた

 

 

5月になってもまだ私は、

「しゃむいしゃむーい」

を守って、

短肌着に、長いロンパースを着せていた。

 

最近、助産師訪問があって

「あれ、あせもができてるね、ちょっと着させ過ぎかな。

 短肌着だけでもいいですよ、最近は意外に暑くて汗かくから」

 

私はショックをうけた

何も考えず、ノースリーブ的感覚で、短肌着を着せ、

手足をしっかりコーティングする長いロンパースを着せてたことに。

 

母に言われたことに反発はするくせに、

簡単に鵜呑みにして、

自分で考えなかったからだ。

 

赤ちゃんは寒くない

 

 

それからいろいろ調べると、

赤ちゃんは着せすぎると駄目なことが分かった。

 

乳児突然死症候群(SIDS)のひとつの見解として、

着せすぎによる熱中症ではないかという考えがあったほどだ。

 

今では、その日の気温に合わせて、

短肌着にオムツにしている。

その姿は、昭和の子どもみたいだけれど、

本人はとても涼しそうだ。

 

反発するならきちんと自分の論をもつべきだ。

どんな小さなことでも。

自分論のない反発は、ちっちゃい子のイヤイヤ期と同じ!

とこの件に関しては私は反省している。

 

そんなことを

当時6年生の彼になんだか振り返って学んだ。

 

追記

最初に出てきた彼との思い出には、

思いもよらぬ結末がある。

 

私は一年間、彼とのコミュニケーションに悩み続けながら卒業式を迎えた。

 

卒業の時、

卒業生全員から手紙をもらった。

 

一枚一枚めくっているだけで、

胸が熱くなる。

 

彼のページになって

何をあいつは書きやがったかと応戦体制で見たら、

 

「先生は、いつも誰かのために一生懸命でした。

 ぼくは自分のことだけじゃなく、人のために頑張る大切さを先生から学びました。

 一年間、ありがとうございました。」

と書かれてあった。

 

うれしくて泣いた。

頑張ってよかったなと思った。

 

お世辞だろうがうれしかったし、

お世辞を言うようなやつじゃないと知っていたからだ。

 

腹が立った思い出とその手紙が同時に蘇って

思い出してちょっと笑った。