wakuwakuMOOMINのブログ

6年の不妊治療を経て、妊娠、出産、その後、雑記を綴っています。

迷いに迷った出生前診断 臍帯血バンク

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こんにちは、wakuwakuMOOMINです。

ご覧いただきありがとうございます。

 

6年間の不妊治療を経て、妊娠、出産までを綴っています。

 

今日のテーマは、

出生前診断、臍帯血バンク

です。

 

マタニティ時代、だれもが一度は考えるであろう

出生前診断

10週から15週の間にやらないといけないので、期間は5週。

 

私は35歳以上のいわば高齢出産だったので、

すぐに考えた。

 

あとひとつ、とても迷ったものがある。

「臍帯血バンク」だ。

公的のものは無料だけれど、自分の子どもには使えない。

私的のものは保管料が20年間で30万円くらいかかる。

 

私は結果、どちらもやらなかった。

 

公的な臍帯血募金だけはしようとしたけれど、

病院によってはできないことがあることを知った。

 

それぞれの考えがあると思う。

私は、出生前診断をして

もし何か異常が出てきた場合、どうするのだろう?

そもそも異常ってなんだろう?

 私なりの答えを出すのが難しかった。

 

考えていると、

不安になるのは、なんでだろう?

子どもの将来に責任がもてなくなるのかな。

自分の仕事ができなくなるのかな。

結果、自分のことしか考えてないんじゃないか。

なんて自分勝手なんだ自分。

そもそも何か障害を持って生まれた時点で子どもは幸せじゃないのか。

それは、親のエゴなんじゃないか。

すごくいろんなことを考えた。

 

臍帯血バンクも一緒だ。

出生前診断同様、まず値段がひっかかった。

たったかい…

でもここを払わないのは一時の守銭奴精神なのかな。

名前の次に親ができるプレゼントだと書いてあった。

これからいろいろな医療の可能性のあるものだとも調べてわかった。

将来後悔するときがくるのかな?

 

結果、月日のみが過ぎていき、私は考えるのをやめた。

 

すべてのことに不安はつきものだ。

不妊治療中は

もうできないんじゃないかという不安。

お金がポンポン飛んでいく不安。

仕事がうまくできなくなるんじゃないかという不安。

 

産む前は、

ちゃんと産めるかなという不安。

仕事と両立して育てていけるのかなという不安。

 

 不安は全部、未来のものだ。

 

不安を抱えている時、今に私はいなくて、未来にいる。

大げさだけれど、

目の前の空も、自然も、ご飯も何も楽しんでいない。

 

不安はあるけど、今をちゃんと大切に生きよう。

いろんな後悔があるかもしれないけれど、

産んでみよう。

どんな子が生まれてくるか楽しみにしよう。

どんな子が生まれても幸せに生きられるように全力でサポートしよう。

迷ったとき苦しくなったときはその時必死に考えよう。

それが自分の人生を楽しむことなんじゃないか。

と、珍しく真面目に考えた。

 

考えている最中、

昔仕事で講演に来てくれた高田夫婦のことを思い出した。

ameblo.jp

パラリンピック日本代表の夫婦だ。

視覚障害の奥さんは走幅跳びの選手、聴覚障害のだんなさんはハードルの選手。

千明さんが言っていた

「私は目が見えない分、めちゃくちゃ耳がいい」

「誰よりもいいと自信があります。

 みんながあえて聞いていない音もちゃんと聞こえますよ。」

 

はっきりと覚えていないのだけれど、(ここが私のだめなとこ)

「私の目が見えないのは、長所です。」

と言っていた気がする。

超かっこいい

 

人にはそれぞれ乗り越えなくちゃいけないものがあると思う。

それを他人が評価したり判断したりするのは変だ。

それこそステレオタイプ

私の大嫌いな言葉だ。

 

 

人(子ども)の幸せを勝手に自分のスケールで判断するより、

自分の幸せを追求しよう

 

そんなことを考えさせてくれた出生前診断、臍帯血バンクでした。