つらいことばかりじゃない!「楽しむ」が大切!
こんにちは、wakuwakuMOOMINです。
不妊治療で私がやったことその⑦、
最後のテーマは、
「楽しむ」です。
私が6年間の不妊治療を経て、「楽しむ」という気持ちに至った経緯についてお話します。
- ①嫌だなと思っていたことが「おもしろい」に変わったきっかけ
- ②負の感情をコントロールできるようになった
- ③近くの人が妊娠したらもうすぐですよのサイン
- ④治療を始めてから得たことについて考えた~まとめ~
①嫌だなと思っていたことが「おもしろい」に変わったきっかけ
私は、治療をする上で一番嫌だったことがあります。
それは、「自己注射」です。
採卵をする2週間前くらいから始まるそれが嫌で、
だけど、毎日クリニックに通うのもしんどい。
そして、クリニックの注射が、
「本物の医療用注射」
それがすごく嫌でした。
なんか、エピペンみたいなボタン押すと針が見えないけど、お腹に刺さるみたいなのだったらよかったのに。
私は、最初フジテレビの「隣の芝生は青く見える」で深キョンが打ってた注射を想像してたので、初めて注射を見たとき、
「えっ・・・やめようかな。」
と思いました。
そしていろいろ考えた末、
「ここら辺」と言って、最後に注射をぐいっと押してもらう役目を夫に押し付けました。二人の共同作業風です。
最初は二人とも嫌で嫌でたまらなかったのだけれど、
注射を終えた後の夫の表情が、
ついに人を殺めた
みたいななんとも迫真の顔をするのを見るのがだんだん楽しくなってきて、
気づけば、さほど嫌じゃなくなっていました。
嫌だったのはただ一人夫のみです。
看護師さんから聞いた話だと、だんなさんに注射を見るのが怖いから外でやってきてといわれる人もいるらしいので、私はただただ夫に感謝しようと思いました。
その時からかなと思うのですが、嫌だと思うことも考えようによっては、
なかなかできない体験なのかも
と思うようになりました。
②負の感情をコントロールできるようになった
例えば…
採卵
採卵も痛いっちゃあ痛いですが、10分もすれば終わるし、終わったら自分が好きなカフェに行って、からあげ定食と、甘納豆とさみどり茶頼むんだ!と採卵の日を楽しみにするようになりました。
化学流産
初めて妊娠検査薬が反応した時の感動は、衝撃的でした。
妊娠を望んでいたわりに、この検査薬反応する日とかあんのかな~と内心客観的に思っていたからです。
その1週間後、その線がぱたっと消えた朝、
落ち込みました。
ただ、その落ち込んでいた時間がめちゃくちゃ短い!
たぶん15分くらいだったと思います。
落ち込んでも、次頑張ろうと気持ちを切り替えてその日を過ごしても流れていく時間は変わらない。
落ち込むのももうあきたし仕事行こ。
と思った自分がいました。
その日は、自分の好きなものをたーくさん食べたり、大好きな樽酒を呑んだりしました。
成功したら大喜びして、失敗したらご褒美たくさん!
という循環を自分の中に創り上げたのです。
その時私は、さようなら~と自分の体から負の感情切り離すことに成功しました。
この技術は2年前に修得したのですが、仕事でも家でもいろいろ応用が利きます笑
さしぶりにあった後輩に、
「wakuwakuMOOMIN、ポジティブモンスターになったね。」
と言われるほどに成長しました。
③近くの人が妊娠したらもうすぐですよのサイン
そのころから、近くの人が妊娠したら喜べないあるあるを乗り越えました!
妊娠は伝染するらしいので、近くにいくと、もうすぐのサインだ!と思うようになりました。
友達が妊娠したら、「いいないいな~!」と素直に羨ましがる。
ネガティブな感情でてきたら、私も頑張ってるんだねえらいえらい!と自分を褒める
相手と比べず、ただただできた自分を褒める笑
同僚が妊娠したら、「触らせて触らせて」と言って触る。
マタニティのママさんが見つけたら、ちょっとついていく。
そのついて行っているときがなんともはたから見ると気持ち悪いですが、自分的にはめちゃくちゃ楽しかった!
もうこのころから、クリニックいったら楽しいことが待ってる~♪
くらいに思っていて、去年8月に心拍が確認されて
「卒業ですね。」
と言われたときは、
「えっ?私卒業なんだ。」
とさみしくなったほどです。
それと同時に、何度もトライしてくれた先生とこのクリニックと看護師さんに心から感謝しました。
運命が変わるお手伝いをしてくれるすばらしい仕事だなと思います。
④治療を始めてから得たことについて考えた~まとめ~
一番最初の自己紹介にも書いたけれど、
私は不妊治療に心から感謝をしています。
自分の体と心ときちんと向き合えたこと
たくさんの人に感謝することができるようになったこと
なんでもゲームみたいに楽しめるようになったこと
お金もびっくりするくらいかかるけど、医療費控除について知って、そこから税金の控除について調べてお金の知識が上がった!
そして何より自分を好きになった
どの視点で経験を見るかによって、人はものすごく変われることを知りました。
多分今赤ちゃんができていなくても、限界まで楽しみながら治療を続けていたと思います。
「楽しむ」ことによって、進めたトンネルの長さは、75m!
不妊治療トンネルを完走しました!
そして、新しい世界に突入しました。
もうすぐ、女の子が誕生します。
これから不妊治療をやる人、続けている人に少しでも参考になればと思います♪