wakuwakuMOOMINのブログ

6年の不妊治療を経て、妊娠、出産、その後、雑記を綴っています。

自分を知ると、治療が見えてくる

こんにちは、wakuwakuMOOMINです。

 

不妊治療で私がやったことその⑥

今日のテーマは、

 

「分析する」です。

 

私には、6年間をただやみくもに治療していた時代と、自分の体や考えと向き合いながら治療していた時代があります。

 

前半の時代は、

「病院にいけばなんとかなる」

と思っていました。

 

後半の時代は、

「病院はこういっているけど、自分の体の状態とその治療はあってるのかな」

と考えるようになりました。

 

性格や、服の趣味が違うように、治療にもその人の個性が大切だと思います。

 

今日は、どんなことを分析していったのかということを話します!

 

 

 

①病院の選び方

 

 

私は、クリニックを3回変えました。

 

今振り返ってみると、先生のコミュニケーションの取り方から、そのクリニックの方針を感じ取っていたように思います。

 

何回か転院するうちに、自分は、クリニックに何を求めているのかがわかるようになりました。

私が求めていたクリニックへの条件ランキング3位は、ずばり!

 

第3位 先生の話しやすさ

一つ目のクリニックはとにかく先生が超大御所感があり、怖くって夫といったとき、夫も聞きたいことが聞けなかった。

検査結果の意味を聞いても、

「そんなこともわからないの?」

みたいな感じで、

「治療についての知識がある程度ないといけないところなんだ。私ここ向いてない。」

と思いました。

 

私の中で、ある程度自分の気持ちを話しても聞いてくれる(別に親身になってくれなくてもよい)場所を求めてるんだなと気づくことができました。

 

第2位 実績

2つ目のクリニックは、まさに親身になってくれるクリニックでした。

 

ただ、体外受精の経験はほとんどなかったらしく、胚盤胞にする技術もなかった。

初期胚を移植したのだけれど、移植当日、

 

派遣されてきたと思われる人に、

「初期胚もう一つありますよ」

って言われて、先生、

「あっ、ほんとだ~!」

って言ってた笑

 

あと治療の方針も、本人を尊重するクリニックで、

「採卵をするには、ロング法、ショート法、アンタゴニスト法、薬に頼らない自然法(だったかな?)っていう方法があるんだけれど、どれがいいか考えてみてね。」

と言われました。(私はその時たぶん、 自然法を選んだ気がします。)

自分で選べて納得はするけれど、専門家としての方向性を示してほしいなと思ったのも事実でした。

すごく大好きなクリニックで交通の便もいい所にあったんだけど、私は親身になってくれなくてもいいから、ある程度治療方針を伝えてくれる場所を求めているんだ!と気づき、3つ目のクリニックに転院しました。 

 

第1位 仕事との両立

私の中で、やっぱり一番大切だったのが、これでした。

とにかく仕事で迷惑をかけたくない。ということと、それ以上に、子どもたちとの関係の中で進んでいく生もの的な仕事なので、休むとただただ自分の仕事の負担が2倍に増える。

 

2つ目のクリニックを卒業し、次のクリニックを探していた時、候補のクリニックが3つあったのだけれど、その3つのクリニックを手帳に並べて書いて、

 

・交通の便

・待ち時間

・土日診療

・実績

 

と書いて、自分なりにランキングをつけて決めました。

 

私が3つ目に通ったクリニックは、30分毎予約制で、5:30で予約を取ると、5:30~6:00の間にいけばいいクリニックです。そして、8:00までやってる。

待ち時間は、長くて1時間くらいと、予約システムが素晴らしかった!

 

 

自分の中で何を大切にして生活しているのか考えることってすごくすごく大切だと思います。私の中では、確実に仕事との両立する時間だということが分かると思います。

 

②治療の仕方

 

3つ目のクリニックで、私は3つの採卵法をしました。

ロング法では、3つ胚盤胞がとれていました。

3つともダメだったけれど、次もロング法がいいなと思って子宮お休み期間を経て、また通い始めたところ、看護師さんに、

「今回は、アンタゴニスト法ですね~」

と言われてびっくりしました。

「なんでロング法じゃないんですか?できればこの前うまくいったロング法で行きたいんですけど…」

というと、

「カンファレンスで先生がアンタゴニストで押してるんです。でもwakuwakuMOOMINさんの意向を伝えておきますね」

と答えが返ってきました。

私の中で、

「治療のことをほとんどしらない私が決めることじゃないのかも…」

という気持ちと、

「自分の体のことだからちゃんと伝えなくちゃ」

というもやもやした気持ちがあったのですが、

このもやもやの時間結構何も生まれてないかも…と気づき、

「とりあえずなんでアンタゴニストなのか聞いてみよう」

と思って次の通院をむかえました。

先生に聞くと、

「ロング法は3つ胚盤胞が取れたんだけど、全部小さくてそんなにコンディションがいいものではなかったから、少し薬を変えてチャレンジしてみようと思う。」

と答えが返ってきました。

答えを聞いて、自分の中で腑に落ちたので、つぎはアンタゴニストでいくことに決めました。

(アンタゴニストは失敗に終わり、卵子15個くらいすべて排卵してしまい、次の日謎の卵巣付近の痛みに苦しみます。)

 

失敗に終わって病院を変えようと思ったけれど、先生のチャレンジ精神になんか共感して、もう一度だけやってみよう!と思いました。次はロング法かなーと思ったら、ショート法でもう実験や!と思いました。

 

この経験から、自分のもやもやに気づいて自分で調べたり伝えたりして、解消していくことの大切さを知った気がします。

 

③体との向き合い方

これは、前のブログに書いた通り、ただ病院に通っていても、自分自身の体について何がダメなのか予想を立てて、自分なりに体質改善していかないといけないと気づいたことです。

もはや後半は、クリニックの先生と一緒で、

「自分の体の状態を分析する→仮説を立てる→やってみる→合うか合わないか考える」

という、仕事上のPDCAサイクルみたいなことをひたすらやっていました。

 

④心との向き合い方

 

心との向き合い方は、自分の中でもやもやしていることは何か、ちゃんと理解することです。やみくもにもやもやしていても、ただ時間が過ぎてしまって、悲劇のヒロイン状態に陥りがちになるので、感情を切り離して、何にいら立っているのか、何が嫌だったのかひたすら考えていました。移植に失敗した日とかは、電車の中で心分析をめちゃくちゃしました。

 

⑤まとめ

 

結果振り返ってみると、「分析する」っていうのは、結局自分のことを知り、それに合ったものを選び取っていくことだったように思います。

なりたい自分になるための選択を、

気持ちと切り離して、

冷静に考えていく技術を

この不妊治療で私は獲得しました笑!

 

「分析する」ことですすめたトンネルの長さは100mくらいです!

残り、75m!!

 

次回は、私が不妊治療でやったことその⑦最後!

「楽しむ!」です。